2024年、楽天市場の店舗運営システム RMS の新機能として「コンテンツページ機能」が登場し、その活用方法に業界全体の注目が集まっています。コンテンツページとは、誰でも簡単に、ノンコードでページが作成できる機能のことで、今まで楽天GOLDのサーバーやカテゴリページで作成していた難易度の高いHTML／CSSページが不要になりました。

一方、楽天市場全体で見ても、まだまだ活用できている店舗が少ないのが現状です。おそらく「コンテンツページの効果的な作成方法や売上にどのように繋がるのか？具体的な効果がわからない」といった方も多いのではないでしょうか。

そこで、この記事では、コンテンツページの基本から応用編のSEO施策、さらに運営効率を劇的に改善する自動生成ツールまで、2025年最新版の情報を徹底解説します！

楽天市場のコンテンツページとは？

コンテンツページとは、楽天市場における新しいマーケティングツールです。

具体的には、HTML／CSSが不要＝ノンコードで、店舗オリジナルのページを簡単に作成できる機能のことを指します。今までは、楽天のGOLDサーバーを利用したHTML／CSSページやカテゴリページを利用したコンテンツの作成方法しかありませんでした。コンテンツページが登場したおかげで、デザインスキルに関わらず、誰でも同じようにコンテンツが作成できるようになったのです。

これまで、楽天で独自のページを作ろうとすると「GOLDサーバーを契約して、自分でコードを書く」必要がありました。
それが、RMSの管理画面だけで完結するようになったのがこの機能の大きなポイントです。

コンテンツページの機能とメリット

①作成・編集機能

全18パーツの組み合わせで画像・テキスト・動画などの自由なレイアウトが可能となっています。

HTML/CSSはもちろん不要、各パーツを選択し、並べていくだけで完成します。また、商品／クーポン／店舗トップ／カテゴリページといった楽天内部へのリンク設定は全て可能なので、店舗の回遊性を意識してページを制作することも可能です。

※楽天市場 コンテンツページ 全18パーツの例

②ターゲティング機能

コンテンツページには顧客のターゲティング機能が備わっており、新規 or 既存ユーザーで表示するパーツを切り替えることができます。

これにより、新規向けには商品やブランドのコンセプト訴求、及び入口商品や初回限定クーポンの訴求ができる一方、リピーター向けにはアップセルを目的とした商品提案や定期購入商品への誘導といった使い分けも1ページで可能になります。

※楽天市場 コンテンツページ ターゲティングパーツの例

③データ分析機能

コンテンツページはRMS＞データ分析＞アクセス・流入分析＞コンテンツページから各ページの分析が可能です。

月間、及び特定の期間指定における、各ページの「アクセス人数」「ユニークユーザー数」「平均滞在時間」「店舗直帰数」「店舗離脱数」「店舗離脱率」「店舗回遊率」まで細かく分析できます。

各コンテンツページにおいて、どのページへの流入が増加しているか？または流入が少ないページの課題は何なのか？といった課題を特定し、改善していくことができます。

※アクセス・流入分析＞コンテンツページの分析画面

コンテンツページ作成方法

①コンテンツページのサムネイル作成

 コンテンツページはサムネイルの設定が必須となっています。推奨サイズは「横1,280×縦720ピクセル」となっており、テキスト占有率などの細かい画像規定は特にありません。記事のジャンルやテーマに沿ったサムネイルを設定すると、ユーザーへも伝わりやすくなるでしょう。

※25年6月以降 コンテンツページ サムネイルの推奨サイズが変更となります。
　変更箇所：横1,280×縦720ピクセル ⇒ 横1,600×縦900ピクセル

②コンテンツページの初期設定

コンテンツページ作成前に初期設定が必要です。注意点としては公開設定・検索エンジン設定を「表示」にしておかないと、ページがアップされないことです。検索エンジン検索結果の説明文もしっかりSEOを意識して具体的に書くようにしましょう。

• タイトル
• ページURL：https://www.rakuten.co.jp/（店舗URL）/contents/（ページURL）
• サムネイル（R-cabinetの画像URL）
• 公開設定：表示 or 非表示
• 検索エンジン設定：表示 or 非表示
• 検索エンジン検索結果 説明文（メタディスクリプション）

③コンテンツページの作成

コンテンツページ作成で意識すべきことは後程ご説明しますが、まずルールとして、最大50個までのパーツが利用できます。大画像や小画像を利用して様々なバナーを設置することが可能。特に商品パーツ（条件指定）を使うと、特定の店舗カテゴリやセール対象商品の情報を自動入力してくれるため、非常に便利な機能です。

【必見】楽天コンテンツページを活用したSEO施策

主要検索エンジン（Google／Yahoo／Bing等）で上位表示されやすい！

まだあまり知られていませんが、コンテンツページは楽天内部の施策だけではありません。「rakuten.co.jp」のドメインパワーは他のwebサイトと比較しても強力のため、Googleなど外部の検索エンジンにもインデックスされやすい傾向があります。

店舗のジャンルや商品の特性を意識してキーワードを設定し、webコンテンツとしてページ作成をすることで、楽天市場の外部流入を狙うことができます。

コンテンツページでSEO施策を成功させるポイント

①適切なキーワードリサーチ

• 該当ジャンルで検索上位表示されている（SEOが強い）記事 
• 楽天やアマゾンなどショッピングモール以外の記事を10サイト以上ピックアップ 
• タイトル（記事名）とコンテンツ（文章）を参考にして、キーワードをリストアップ 
• キーワードがジャンル内の検索ボリュームが大きいもの、もしくは、トレンドワードがいいです。 

②キーワードを意識したコンテンツ作成

≪特にキーワードを意識すべき項目≫ 

• ページタイトル（メタタイトル）
• 検索エンジン検索結果　説明文（メタディスクリプション）
• ページ概要（このページは何について書いている記事なのか？）
• コンテンツ（商品紹介／ランキング／商品のハウツー／レビュー記事 etc.）

≪さらにコンテンツの質を高める要素≫

• 商品リンクや回遊リンクといった内部リンクを充実させる
• 補足情報として、画像下テキスト・画像代替テキストも入力する
• 画像や動画といったテキスト以外の要素もなるべく増やす
• ランキングやレビューパーツも自動挿入で入れておく

コンテンツページ運用の注意点

コンテンツ作成に時間がかかる

HTML/CSSが不要になったといえども、記事のライティングは必要なのは変わらず、どうしても日常業務の+αで記事を書くのは時間がかかってしまいます。

定期的にページを更新しないと古くなる

各記事には更新日時が登録されています。定期的に記事をメンテナンスしていかないと、古い記事となり、せっかく書いたページが埋もれてしまう可能性もあります。

手作業での更新は面倒になりがち

新しいコンテンツページの作成に加えて、過去に作成したページのメンテンナンスまで行うのはかなり面倒です。記事の量が増えるほど、毎月のメンテナンスが大変になるでしょう。

おすすめ！コンテンツページを自動生成する方法

約40個のツールが使い放題！店舗運営効率化ツール

弊社が開発した店舗運営効率化ツール：エンパポータルの新機能として、コンテンツページの自動生成＆定期更新ツールがリリースされました。

「コンテンツページのメリットは理解したけど、運用できる自信がない」

そんな方のためにECコンサル会社が開発した信頼あるツールとなります。

新機能①：人気商品ランキング／新商品の紹介コンテンツを自動生成！

新商品のリリース情報、または特定の商品ジャンル・店舗内カテゴリ・キーワードでの商品ランキングを自動で生成することができます。

新商品情報や売れ筋ランキングを自動で取得・掲載できるため、常に最新のコンテンツを作成可能。

更新の手間を大幅に削減しながら、SEO効果も維持できます。

新機能②：毎月ツールで作成したコンテンツページを自動更新！

自動更新でページの内容（ランキングや新商品）が更新されます。
また、商品名・商品画像・販売価格・更新日も毎日更新するので、更新の手間がかかりません。

まとめ

楽天市場での集客とSEO強化において、コンテンツページは今や必須のツールです。

今後さらに競争が激化する楽天市場のマーケットにおいて、より集客力や店舗の回遊性を強化し、売上を伸ばすには「コンテンツページ」の活用が欠かせません。

また、弊社の自動生成ツールもぜひ活用いただくことで、運営の手間を最小限に抑えつつ、効果的なマーケティングが可能になります。

ぜひ、2025年はコンテンツページ戦略を強化し、売上アップに繋げましょう！