【楽天スーパーSALE攻略】二重価格の効果的な活用方法|CSV一括編集の「予約」ができるツールの紹介も


楽天スーパーSALEの準備攻略ガイド

楽天市場に出店していると、必ず意識せざるを得ないのが「楽天スーパーSALE」です。
年に4回、3月・6月・9月・12月に開催されるこの大型イベントは、楽天市場全体の流通総額が大きく伸びる期間であり、集客・売上の両面で店舗にとって絶好のチャンスとなります。
しかしその一方で、「思ったほど売上が伸びない」「広告費用をかけても利益につながらない」といった悩みを抱える店舗も少なくありません。

その差を分ける要因のひとつが「価格戦略」です。
とくに消費者の購買意欲を引き出す「二重価格の見せ方」は、スーパーSALEの結果を大きく左右します。

そこで本記事では、楽天スーパーSALEにおける二重価格の効果的な活用方法を整理するとともに、数百~数千商品を抱える店舗が直面する「価格更新の効率化」という課題にも触れていきます。
さらにCSVで商品情報を一括編集する際、セール期間に合わせて予約ができる便利なツールの詳細もお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。

ECサイトの店舗運営を効率化できるツール「エンパポータル」のバナー画像

楽天スーパーSALEにおける二重価格とは

セール実施中を分かりやすく伝えられる価格表示

楽天市場の店舗運営をしている方なら一度は耳にしたことがあるであろう「二重価格」というワード。
これは「元の価格」と「現在の販売価格」を並べて表示するもので、ECサイトでよく見られる以下のような表示です。

例:10,000円 → 5,000円

このように「今、お得な価格で販売されている」ということを一目で分かるようにするのが、二重価格です。
ユーザーにとってセールであることの視認性を高める効果が期待できますが、正しい設定を意識しないと違法表示に該当する可能性があるので、設定の際は注意が必要です。

注意

楽天市場では独自の「二重価格ガイドライン」が設けられています。

違反すると罰則があるので、必ずルールを守った店舗運営を心がけましょう。

楽天の二重価格ガイドラインについて

ガイドラインのイメージ画像

楽天のガイドラインでは、一定期間実際に販売していた価格を通常価格とすることが求められており、過去の販売実績に基づかない「根拠のない通常価格」を表示することはできません。
虚偽の表示は、景品表示法違反にも繋がる可能性があるので、絶対にやめましょう。

ただ単に「セール前の価格を高めに設定する」ということではなく、きちんと実績に基づいた価格設定を行う必要があることを覚えておいてください。

二重価格が売上に与える影響

アクセス数アップ&売上アップの成功例

ここで1つ、ある店舗の実例を紹介します。

実際に、楽天スーパーSALEにおいて二重価格を効果的に活用したA店は、セール期間中に大きな売上増を実現しました。
影響を与えた商品はいくつかありますが、例えば、通常価格8,000円の商品をセール価格3,980円に設定したケース。
アクセス数が通常期の3倍以上に跳ね上がり、CVR(購入率)も大幅に改善しました。
消費者は単純に価格の安さだけでなく、「今だからこそ安く手に入る特別感」に強く反応するため、二重価格による訴求は極めて有効です。

価格戦略の失敗例

一方で、思うように成果を上げられなかった店舗もあります。

例えば、通常価格に根拠がなく二重価格表示が取り消されてしまったケース。
ガイドラインを守らなければ、二重価格表示ができなくなってしまうので、必ずルールを守って店舗運営を行いましょう。

また、割引率が小さすぎて消費者に「本当にお得なのか」と疑問を持たれてしまったケースもあります。
もともと単価が安いものや、大幅値引きが難しい商品に関しては、あえて二重価格表示にはせず、クーポンを配布するなどして、別のお得感をアピールするのもおすすめです。
楽天スーパーSALE中は、「数百円の値引き」では喧騒の中で埋もれてしまう可能性も高いので、店舗内の商品や直近の売上など、データを分析して、「勝てる戦略」を早めにたてておきましょう。

【楽天スーパーSALE対策】二重価格を表記してお得感をアピール

定期的に楽天市場で開催されるセールでの施策として、二重価格を記してセール期間だからこそのお得感をアピールする方法について。
二重価格の表示方法をお伝えするので、やり方が分からないという方は、このパートを参考に実践してみてください。

RMSで価格設定をする

楽天市場の二重価格表示

まずは、楽天の商品ページで上記のように当店通常価格とセール価格(販売価格)が表示されるように設定する必要があります。
この設定はRMSの「店舗設定>商品管理>商品一覧・登録>編集」で該当商品の編集画面を開き、「価格設定」から操作可能です。

楽天市場の価格設定画面

上記のような価格設定画面が出てくるので、こちらに価格を入力して設定します。

これで二重価格の設定は完了。
次に、二重価格をアピールするための方法を紹介します。

商品名の冒頭に二重価格を表記する

ユーザーの目に留まりやすいのが商品名の冒頭に二重価格を表記する方法です。
楽天RMSの店舗設定→商品編集ページから商品一覧を開き、該当商品の「編集」へ進むと、簡単に商品名を変更できます。
そこで商品名の冒頭に以下のように入れてみてください。

【○日まで限定 1,500円→1,200円】

【楽天スーパーセール価格!3,000円→1,980円】

商品の情報は画像で認識する方が多い傾向にありますが、商品名の冒頭部分は画像とともに目に入ってきます。
そのため、商品名冒頭に目立つように二重価格とSALE文言を記載してあげる方法は、かなり有効な施策といえます。
なお、楽天市場で出品している数が多くて、1つ1つ設定するのが難しい場合は、CSVファイルを用いて商品名を一括編集する方法もあるので、後ほど紹介する「一括編集について」をチェックしてみてください。

二重価格が一目で分かる!画像でアピール

エンパポータルの二重価格画像イメージ

楽天市場では、サムネイル画像や商品商品画像が売り上げに大きな影響を与えます。
そのため、上記のような目立ちやすいデザインの二重価格が表示された画像を用いて商品のお得さをアピールするのもとても有効な手段です。
ユーザーがパッと見たときに一目で「お得になっている!」と認識できるような画像を用意しましょう。

画像の作成については、「illustrator」や「canva」などの画像作成ソフトを使用します。
赤や黄色、ゴールドなどの目立つカラーを使いながら、ショップの雰囲気に合った二重価格画像を作ってみてください。

楽天セール告知を効率化!「エンパポータル」

上記でお伝えした通り、商品名に二重価格を記したり、画像を用いて二重価格をアピールしたりするセール施策がありますが、これらの作業は商品数が多ければ多いほど手間がかかります。
とくに数百~数千商品を抱える店舗にとっては、楽天スーパーSALE直前に全商品の通常価格とセール価格を手動で更新するのは現実的ではありません。

そこで活用できるのがエンパタウン株式会社が手掛けた店舗運営効率化ツール「エンパポータル」です。
楽天スーパーSALEにおけるエンパポータルの活用方法をご紹介します。

CSVのアップロード予約で夜間作業が不要に!

商品数が多い店舗では、日ごろからCSVを使って商品情報の編集を行っている方も多いでしょう。
しかし、楽天のCSV商品一括編集では、時間を指定して予約をすることができないため、楽天スーパーSALEの開始時刻・終了時刻に合わせて手動でアップロードを行う必要があります。

そこで「CSVのアップロード予約ができたら良いのにな…」と思ったことはありませんか?
エンパポータルを使えば、それを叶えられます!

エンパポータルの「商品一括編集用CSV送信予約」を使えば、日時を指定してCSVのアップロード予約が可能です。
これで楽天スーパーSALEの夜間作業も必要なくなるので、ぜひ導入をご検討ください!

▼楽天スーパーSALEで使えるCSVの詳細はこちらをチェック

CSVの編集も不要!エンパポータルのSALE更新ツール

エンパポータルでは、CSVを使用せず、エクセルファイルを使ってセール更新を直感的に行うことができるツールもご用意しております。
CSVを使った作業ができる人材がいない、もしくは属人化せずに誰でもセール更新業務をできるようにしたいという方は、ぜひご検討ください。

楽天店舗運営を効率化するエンパポータルのセール更新ツールはえくせーるデータをダウンロードして使用

前述のとおり、エンパポータルのセール更新ツールは、エクセルファイル形式になっています。
その中にいくつかのタブがあるので、順番に設定を行っていき、エクセルファイルを上書き保存。
作成したファイルをエンパポータルにアップロードすることで、商品情報が一括で編集されます。

設定の必要があるタブは、「価格の設定」「グルーピング設定(編集内容の指定)」「編集内容の記入」など。

今回のテーマである「二重価格の設定」の場合は、まず商品ごとのセール価格と通常価格を入力していきます。
次にグルーピング設定を行い、「編集内容の記入」タブで以下の項目を設定しましょう。

  • 商品名
  • 二重価格
  • 販売期間
  • 告知画像
  • 商品説明文

なお、商品名に二重価格を入れたい場合は、商品名の欄に【「表示価格」→「販売価格」】と記入すれば、価格の設定で入力したそれぞれの商品価格を反映させてくれます。
1つ1つ商品価格設定を行ったり、1つ1つの二重価格表示を打ち込んだりする必要がありません!

ツールの詳細や使い方のデモを体験したい方は、お気軽にエンパタウン株式会社までお問い合わせください。

▼SALE更新ツールについて詳しくはこちらもチェック!

二重価格画像の作成も簡単にできる!

CSV送信予約ツール・セール更新ツールのほかにも、エンパポータルには「二重価格画像作成ツール」という便利なものがあるんです!
その名の通り、二重価格画像を生成できるツールで、先ほど「二重価格が一目で分かる!画像でアピール」の見出しで紹介した画像例は、このツールを使って作ったもの。

セール文言やセール期間、使いたいテンプレートを選択し、上記で作成したセール更新ツールと紐づけを行うと、すべての商品の二重価格画像が生成できます。
エンパポータルのSALE更新ツール内の「編集内容の記入」タブに画像の保存先URLを入力する箇所があるので、そこにURLを記載すれば、商品ページへの反映も一括で可能!

▼二重価格画像作成ツールについて詳しくはこちらもチェック!

まとめ

楽天スーパーSALEは、出店店舗にとって年に4回訪れる最大の売上チャンスです。
その成果を最大化するためには、二重価格を効果的に活用して消費者に「お得感」を伝えることが不可欠。
ただし、その裏には数百商品規模での価格更新作業という大きな負担が存在します。
そこでエンパポータルのCSV一括編集の送信予約ができる機能や、セール更新・画像作成などの効率化ツールを取り入れることで、ミスを減らしながら作業スピードを高め、安心してセールに臨める体制を整えられます。

「準備8割、当日2割」と言われる楽天スーパーSALE。
二重価格による戦略的な価格設定と、効率的な更新体制の両輪を整え、次回のセールで大きな成果を掴んでください。

ちなみに、エンパポータルにはまだまだたくさんのツールがあります!
SEO対策に使えるものや、RPP運用のサポートをするもの、各種画像生成ツールなど盛りだくさん。
すべての機能が月25,000円で使い放題なので、ぜひこの機会に導入を検討してみてください。

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