2025.9.9
【EC事業者必見】今話題のTikTok Shopとは?新EC機能を徹底解説

近年、SNSを活用した「ソーシャルコマース」が急成長を遂げています。
その中でも特に注目を集めているのが、人気動画プラットフォーム「TikTok」が新たに開始した「TikTok Shop(ティックトックショップ)」です。
従来はSNSで商品を知ってから購入に至るまでに、外部サイトへ移動するなど複数のステップが必要でした。
しかしTikTok Shopでは、動画やライブ配信を見ながら、気になった商品をその場でシームレスに購入できます。
サービスはインドネシアを皮切りに東南アジア、アメリカ、イギリスへと拡大し、2025年6月にはついに日本でも本格導入。
SNSの拡散力とECの利便性を融合させた新しい購買体験として、特に若年層の消費行動を大きく変える存在になりつつあります。
本記事では「TikTok Shopとは何か?」をテーマに、その仕組みや事業者にとってのメリット、始め方や注意点までわかりやすく解説していきます。
TikTok Shopとは?

2025年6月に日本でサービスをスタート
短尺動画プラットフォームとして世界的に人気を集めているTikTok(ティックトック)。
そんなTikTokが展開するECプラットフォーム、「TikTok Shop」が2025年6月に日本で正式にスタートしました。
これまでTikTokは主に動画投稿・視聴が中心のSNSでしたが、今後は動画から直接買い物ができるECプラットフォームとしての機能を持つことになります。
世界各国ではすでに導入されており、中国・アメリカ・東南アジアなどでは大きな売上を上げている注目サービスです。
TikTok上で商品を直接販売できるEC機能
TikTok Shopとは、TikTokのアプリ上でそのまま商品の購入ができる新たな機能です。
これまでは、TikTok動画で気になった商品を楽天やAmazonなどのECサイトで探したり、実際にお店に行き、手に取ってみたりするのが購買までの流れでした。
しかしTikTok shopで出品されている商品なら、動画にリンクを設置するだけでそのまま購入できるので、アプリを離れることなくシームレスなお買い物体験をユーザーに提供できます。
つまり、TikTok Shopは、SNSとECが完全に統合された、新しい形のソーシャルコマースということ。
TikTok Shopの運営手数料
運営手数料に関してですが、TikTok Shopでは月額費用は無料。
しかし、販売手数料が流通総額の7%とのことです。
月額費用は不要ですが、手数料が売上から差し引かれる仕組みなので、広告運用やクリエイターとのコラボ依頼の際は、この手数料分を考慮したうえで価格設定を行いましょう。
TikTok Shopの使い方
日ごろからTikTokを利用している方は、すでに見たことがあるかもしれませんが、TikTok Shopは以下の4パターンでチェックすることができます。
- LIVE shopping(ライブショッピング)
- Shoppable videos(ショッパブルビデオ)
- Shop Page(ショップページ)
- Shop Tab(「ショップ」タブ)
それぞれの詳細をチェックしてみましょう。
LIVE shopping
まずは、TikTokで楽しめるライブ配信上に購入ボタンが提示される「LIVE shopping(ライブショッピング)」。
ライブ動画で実際に使ってみたり、食べてみたりしながら商品の魅力を伝え、購入を促すことができる方法です。
視聴者とコミュニケーションを取りながら商品の魅力を発信できるので、ユーザーの質問に答えたり商品への興味を聞き出して最後の一押しを直接伝えたりすることも◎。
また、LIVE配信中に商品のリンクを追加したり、同時に複数のリンクを表示したりすることもできます。
この機能を使えば、アパレルジャンルで展開しているカラーバリエーションを紹介したり、食品ジャンルでフレーバーの紹介と味の特徴をレポートしたりなど、幅広く商品の紹介ができるでしょう。
Shoppable videos
動画コンテンツがメインのTikTokでは、「Shoppable videos(ショッパブルビデオ)」による商品展開がメインとなるかもしれません。
こちらは通常のTikTok動画コンテンツの中に、商品のリンクを直接埋め込むことができる機能です。
動画内で商品の魅力がしっかり伝えられていると、そのまま購入リンクをタップするユーザーも増えるでしょう。
Shoppable videosの場合は、動画の作り込みが大事なので、動画制作ノウハウがない場合は、クリエイターに依頼をするのがおすすめです。
Shop Page
各店舗・ブランドが取り扱っている商品を一覧で表示するのが「Shop Page(ショップページ)」です。
ショップの商品一覧をチェックできるので、関連商品を調べたいユーザーが目にする場所。
ショップだけではなく、クリエイターの個人ページから、その人が紹介している商品一覧も閲覧できます。
ブランドの世界観をまとめて伝えることができる、あるいはクリエイター自身の感性を表現できる場所となるので、ここでは画像の質やトンマナが重要になってくるかも。
そのため、一覧で見たときに統一感が出せるような画像をアイキャッチにしてあげるのがおすすめです。
Shop Tab

「Shop Tab(ショップタブ)」は、TikTokアプリのホーム画面を開いたときに上部に表示されます。
「フォロー中」や「おすすめ」タブに並んで、「ショップ」というタブが出ていると思うので一度選択してみてください。
ショップタブを開くと、一気にECサイトのような画面になり、最上部には検索窓、その下に注文履歴やお気に入りリスト、閲覧履歴や住所登録などのアイコンが表示されます。
さらにその下に特典情報や、おすすめの商品一覧が載っているでしょう。

万が一、上記で紹介したTikTok Shopの画面が見られないという方は、アプリが最新の状態になっているかを確認・アップデートしてみてください。
TikTok Shopで商品が売れる仕組み

ここからはTikTok Shopでは、どのような流れで商品が売れるのかをご紹介します。
事業者自身が動画で紹介し販売
シンプルな利用方法は、店舗やブランドが自ら商品を紹介し販売する方法です。
自社アカウントで商品を紹介する動画を投稿し、商品ページを紐づけることで、TikTok上でそのまま購入してもらう流れを作れます。
ショート動画はもちろん、LIVE配信も活用可能です。
動画の視聴者が増えたり、より多くの方が見てくれたりすると中小事業者でも大きなチャンスを掴める可能性があります。
インフルエンサーが商品を紹介し、購入リンクから販売
次に注目されるのがインフルエンサーとの連携による商品の拡散・周知です。
TikTok内で人気のクリエイターに商品を紹介してもらい、その投稿に商品リンクをつけることで販売が可能になります。
従来の広告よりも、ユーザーとの距離が近いインフルエンサーの発信力を活かせるのが強みです。
商品とクリエイターの相性によっては、とても大きな利益を得られる可能性があります。
一方でインフルエンサーへの依頼料が必要となり、人気のクリエイターに依頼するには数十万の費用がかかることもしばしば。
動画を依頼するには、インフルエンサーに関しての入念な調査も重要なポイントです。
アフィリエイト型の仕組み
動画制作者やSNSの発信者の中には、アフィリエイトによって収益を得ている方も多くいます。
TikTok Shopでもアフィリエイト機能が利用できるので、拡散を狙いたい方は積極的に活用していきましょう。
アフィリエイトプログラムを利用する際は、TikTok Shop設定画面の「アフィリエイトセンター」から設定します。
手数料(コミッション率)が1%~設定でき、以下2パターンのアフィリエイトから選択して利用可能です。
- オープンコラボ(誰でも動画に商品リンクを設置し、アフィリエイト手数料を得られる)
- ターゲットコラボ(事業者側がクリエイターを指定して依頼することができる)
なお、TikTok Shop公式サイトでは以下のようにアフィリエイトについてまとめられています。
TikTok Shopのアフィリエイトについて
- 初期段階は手数料を10%程度に設定するとクリエイターが積極的に商品を紹介してくれやすい
- 実績が伸びてきたら少しずつ紹介手数料を下げていくと良い
アフィリエイトプログラムは、事業者とクリエイターがWin-Winでつながるモデルであるため、上手に活用していきましょう!
TikTok Shopを活用するコツ

トレンドに合わせたTikTok向けの動画制作
TikTokは「流行の速さ」が最大の特徴です。
ユーザーが注目している楽曲やエフェクト、編集スタイルを活用した商品紹介動画を制作することで、短期間で多くの視聴を獲得できる可能性が高まります。
ただし単に商品をアピールするのではなく、動画コンテンツ内に自然に組み込むことで「売り込み感」を薄め、エンタメ感覚で商品の魅力を伝えられるようにするのがポイントです。
ハッシュタグ活用で検索流入強化
TikTokはSNSでありながら検索機能も強化されており、ユーザーは「#〇〇レビュー」「#〇〇購入品」といったハッシュタグで商品を探しています。
商品ジャンルや季節イベントに関連するハッシュタグを組み合わせて投稿すれば、自然検索からの流入を増やせるでしょう。
また、公式が推奨するキャンペーンハッシュタグに参加するのも効果的です。
インフルエンサーとのコラボ戦略
TikTok Shopでは、インフルエンサー(クリエイター)が商品を紹介することで購買に繋がるケースが多く見られます。
特に「マイクロインフルエンサー」と呼ばれるフォロワー数1万〜10万人規模のクリエイターは、フォロワーとの距離が近く、購買行動に直結しやすいのが特徴です。
TikTok Shopに出店する際は、ぜひインフルエンサーとのコラボも検討してみてください。
なお、単発のタイアップではなく、継続的にコラボレーションすることで信頼性も高まります。
「このインフルエンサーが紹介しているこの商品、よく動画に出てくるから本当に良いアイテムなんだろうなぁ!」とユーザーが惹きつけられるような訴求を継続できるとより効果が高まるでしょう。
他ECモール(楽天・Amazon)と併用して売上最大化
TikTok Shopは新しい販売チャネルとして注目されていますが、まだ市場規模は楽天やAmazonに比べて小さいのが現状です。
そのため、TikTok Shop単体で売上を狙うのではなく、既存のECモールと併用するのが効果的でしょう。
まとめ
TikTok Shopは、動画やライブ配信を通じて商品をダイレクトに販売できる、今注目のソーシャルコマースです。
従来のECモールと比べ、ユーザーとの距離が近く、エンタメ感覚で購買体験を提供できる点が大きな強みといえるでしょう。
さらに、まだ日本国内での参入店舗は多くなく、競合が少ない今こそ新しい顧客層を獲得するチャンスです。
その一方で、設定や細かな規約などの情報がまだ少なく、「設定方法が分かりにくい」、「正解を見つけられない」という方も少なくありません。
このブログではそんなTikTok Shopの活用に関する知識や活用ノウハウも今後お伝えしていくので、ぜひ気になる方は新着記事もチェックしてみてください。